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薪ストーブ導入編

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Contents
  1. 薪ストーブを生かす間取りと薪ストーブの選び方
    1. 薪ストーブの設置場所の制限
    2. 施工方法の選択
    3. 暖気のコントロール
  2. 薪ストーブの機種選び

薪ストーブを生かす間取りと薪ストーブの選び方

「家に薪ストーブを設置したい!」
火の揺らぎを見るのが好きだから、優しい暖かさが好きだから、デザインが好きだからetc
様々な想いから薪ストーブとの生活を選択すると思います。
しかしながら決してそれは安い買い物ではありません。
本体を丸々買い替えることも早々ありません。
増してや煙突工事も伴いますから設置場所を変える事もまずありません。
そんな大事な最初の選択でなるべく後悔はしたくないですよね。
そこでオススメしたいのが、なるべく早いタイミングで相談してもらう事です。
既存の住宅では既に決まった間取り、ライフスタイルから設置場所を選ぶことになりますが新築の住宅であれば『薪ストーブを活かせる間取り』にすることができます。
なのでなるべく早いタイミング…ベストなのは住宅図面が確定するよりも前という事になります。
そしてこの『薪ストーブを活かせる間取り』にする事によってどんな良いことが起こるのか解説していきます。
それと同時に自身の趣向に合った薪ストーブの選び方も考えていきましょう。

薪ストーブの設置場所の制限

薪ストーブの設置が可能な場所は基本的に
1.煙突が出せる位置
2.薪ストーブを置くスペースがある
この2点をクリアできることが最低条件です。

特に1の項目はクリアしなくてはいけない条件が多くあります。
壁から出す場合は
『柱や筋違に干渉しないか』
『軒先は長すぎないか』
『煙突を支持する金物は壁に効くのか』
屋根から出す場合は
『梁や桁に干渉しない』
『屋根周りの納まりが可能か』
『煙突を支持する金物を二点以上止められるのか』
等々構造上煙突が十分な強度で施工できるかが条件となってきます。
致し方ないことですが、既存の住宅だとこの時点で候補はだいぶ絞られてきます。

そこから更に薪ストーブを置くスペースが確保できるかをライフスタイルを考慮しながら決めていかなければなりません。例えば動線が十分に取れない空間に薪ストーブを置けば生活にストレスが生じます。
日常的に座る椅子やソファのすぐそばに薪ストーブがあるとのぼせてしまいます。設置後の生活を想像しながら候補を決めていくと最終的に1、2箇所になってしまいます。
ですが図面が確定していない新築であれば先に薪ストーブの位置を決めて、そこから建物の構造で辻褄を合わせていく事が可能となっているので設置場所&施工方法の自由度が大幅に広がるのです。それだけでなくスムーズな工事にも繋がっていくので施主も工事関係者も皆がストレスなく納めることができます。

施工方法の選択

施工方法は大きく分けると屋根出しと壁出しの二通りです。
前項で施工の条件を挙げました。
ではどちらの施工も出来る状況にある時どのような事を基準にして選べばいいでしょうか?
メリット、デメリットを挙げて比較をしていきましょう。

屋根出し

・メリット
排気に余計な抵抗が掛からない
煙突に90度以上の曲がりが無いため煙突掃除がしやすい
棟に近い部分に出せば煙突の高さを稼げる
チムニーを建てれば更に煙突の高さを稼げる

・デメリット
施工、環境によっては雨漏りのリスクがある


壁出し
・メリット
雨漏りの心配がない
鳥の侵入の心配がない
・デメリット
高さを稼ぎたい時の支持強度が下がりやすい
横引きの長さによって燃焼が悪くなる
2か所90度の曲がりがあるので煙突掃除の工程が増える

まずは屋根出しのメリットを詳しく解説していきましょう。
煙突の曲がりは45度程度であれば排気の抵抗として気にしなくても良いです。なので屋根出しの施工は45度より曲がる事が無いのでその点は心配ありません。
これは煙突掃除をする際にも有利に働き、一度ブラシを通すだけで煙突全てを掃除することができます。
排気で気になる事としてもう一点、煙突の高さがあります。薪ストーブから直上に3.5m程は欲しい所です。2階建てであればまず問題はありません。棟に近ければ近い程更に高さは稼げます。しかし平屋だと少し厳しいように感じる条件です。棟から離れた位置だと厳しいかもしれません。しかしそんな時は屋根上にチムニーという箱を建てることができます。その中に煙突を通せば十二分な支持強度を確保したうえで、チムニー分の高さを稼いで施工ができます。

続いて唯一挙げたデメリットである雨漏りの問題です。
これは屋根に穴を開けている以上「100%雨漏りの心配は無い」と言い切ることはできません。それと最終的な雨仕舞はコーキングになるので、太陽光や雨等によるコーキングの劣化によって煙突を伝って雨が侵入してくるというリスクは避けられないのです。なのでコーキングを長持ちするものにしたり防水処理を何重にも行ったりして雨漏りの可能性を出来る限り少なくしていきます。ですがそれにも限度があるので最終的には定期的に屋根に上りコーキングのチェックをするのが一番の予防法です。


次に壁出しのメリットを詳しく解説していきましょう。
先ほど雨漏りについて書きましたがそのリスクが大きく下がります。直接雨が当たらなければ太陽光の影響もそれほど受けずコーキングの劣化もほぼしない。壁出しの最大のメリットと言って差し支えないかと思います。
煙突先端に鳥よけネットが付いていないモデルでは煙突の中へ鳥が侵入することがしばしばあります。しかし壁出しは外に出ている煙突のキャップを外せば、万が一鳥が煙突に入ったとしてもそのまま逃がすことができます。
避けることのできないデメリットとして90度で2回曲がる点があります。
これによって煙突掃除をする場合、外の縦、横引き、室内の縦と三分割してブラシを通す必要があります。しかし煙突掃除は基本的に1年に1回すれば大丈夫なのであまり気にしなくてもよいかもしれません。
より大きな問題として横引きの長さを考慮する必要があります。
この横引きが長ければ長いほど排気の力は弱まり燃焼に悪影響を及ぼします。長くても1m程度には納めたいところです。
基本的には曲がりなしで高さ4m以上、横引きする場合は横引き1m以下で高さ5m以上、横引:高さは1:4が目安です。
しかし軒先を避ける為に長く横引きを取らなくてはいけないケースがあります。そうなるとその補填として煙突の高さをより稼いで排気を促す必要があります。そこでまた考えなくてはいけないのが煙突の支持です。外壁で強力な支持ができるのがベストではありますが横引きが長い場合外壁から離れることになるのでそれが難しいのです。丈夫な支柱を建ててそこに煙突を抱かせるなど対処法は無くはないのですがその分コストが掛かってしまいます。なので横引きが長くなりそうな場所への施工はあまりオススメしていません。


暖気のコントロール

薪ストーブは強力な火力を有する暖房器具ですがファン等の空気を動かす機械は搭載されていません。寒い部屋があるから薪ストーブを移動させるという事も勿論出来ません。そのため空気の流れを考えて薪ストーブの配置をし暖房能力を引き出してあげる必要があります。それをしっかり考えてあげないと暖めたいところが暖められず理想の薪ストーブライフを送る事はできません。
そこでよくある事例を2点ピックアップしていきます。

割と少なくない事例として吹き抜けに薪ストーブを置くケースです。
雑誌やメディアでもよく見る事ができるので、イメージとして吹き抜けの下に薪ストーブがある画というのは想像に容易いかと思います。
それに吹き抜けにスラリと伸びていく黒い煙突はとても美しく見栄えが良いです。
しかし考えておかなければならないのが暖気の上昇です。
暖かい空気は上に上がっていこうとするので一階は暖まりづらく、2階は暑いという事態が発生してしまうのです。2階が寝室という間取りで夜は暑くて眠れないという声もしばしば耳にします。
なので空気を回すためのシーリングファンの設置は絶対条件と言っても過言ではないでしょう。サーキュレーターの使用も検討しておくと更に良いと思います。それとどうしても天井に暖気が溜まる為、煙突金物と結露を起こす確率が高いように見受けられます。
お客様の中でも2階建てで屋根から煙突を出す場合、吹き抜けでなくてはならないと認識している方が多くいます。しかしそんなことは無く2階の床を抜いて屋根を抜く施工も沢山してきました。
以上のリスクを十分理解したうえで吹き抜けに薪ストーブを設置することをオススメします。

次に下がり壁に暖気がせき止められ他の部屋が暖まらないケースです。
暖気の流れとしてまず天井に向かって上に行きます。その後天井を這うように横に行くのですがその力はあまり強くはありません。
下がり壁のように天井から数センチ壁が伸びてるだけで暖気の進行は急激に弱まります。
そうなると他の部屋が暖まらないのは勿論、暖気が広がっていかない分想像していたよりも部屋が暑いなんてこともあり得ます。
なので薪ストーブで広範囲を暖めたい場合は
❶部屋のセパレートを極力減らす
❷高さのある扉にして開けたときの暖気の流入を多くする
というような工夫が必要です。
その他にもリビングに薪ストーブを設置する想定ではリビングから廊下を挟まずに階段を配置すればリビングが暖まったら自然に階段へ暖気が上がっていき2階も暖めることが期待できます。

以上の2点を踏まえた上で
「2階も暖めたいけど薪ストーブの置いてある部屋と階段の直結は難しいし吹き抜け程暖気が上がっていくのも嫌」という方も居るかと思います。
そこで提案しているのが1階の暖気が溜まる所にガラリを付けてそこから暖気を出すというものです。更に開け閉めできるタイプのガラリを取り付ければ暖気上昇を調整しやすく2階が暖まりすぎる事も無いですし好きなタイミングで暖気のコントロールが可能になります。

薪ストーブの機種選び

古今東西様々な薪ストーブが世の中には出回っています。
暖炉と煙突を普及させたヨーロッパ、薪ストーブの発祥とされるアメリカ等それぞれが長い歴史で得た豊富なノウハウと技術で薪ストーブを作り上げています。それに負けじと技術を振るう職人さんが日本にも居ます。そうなってくると何を基準に薪ストーブを選べば良いか分からなくなっていきます。
そこで自分に合った薪ストーブを選べるように簡単な指針としてチェックすべきポイントをご提案させていただきます。


・デザイン性
薪ストーブには大きく分けて2種類のデザインがあります。
「薪ストーブ」と聞いて真っ先に思い浮かべる4つ足のどっしりとしたクラシカルなタイプ。縦にスラッとしたスタイリッシュなモダンなタイプ。 それから材質も分かれ、スッキリとしたデザインが多い鋼板、豪華な装飾や凹凸を出しやすい鋳物となっています。
デザインが気に入り愛着が沸けば薪ストーブライフは華やかになるでしょう。

・メンテナンス性
薪ストーブ本体を構成するパーツ点数をなるべく少なくする、若しくは交換しやすいものにすることでメンテナンス性に優れた薪ストーブもあります。
運用に余り手間がかからないほうが良いという方にオススメできます。


・大きな薪が入って使いやすい大きさ
世の中に出回っている薪は40㎝程度のものが多いです。
なのでそれ以上の薪が入るサイズの燃焼室であれば薪集めもスムーズですし薪もくべ易いです。燃焼において大は小を兼ねるのです。


・ドアのガラスが大きくて炎が楽しめる
炎を肴に一杯…
という方のみならず炎は見ているだけで癒されるものです。
そんな炎を大きなガラス面で楽しめるのはとても魅力的です。


・薪ストーブで料理が楽しめる
薪ストーブの熱を利用して料理をするのはとても楽しいです。
天板、燃焼室内、オーブン室等、薪ストーブによってどこで調理可能かが変わっていきます。温度管理をしてあげれば鍋物は勿論、ピザやパンを焼くことだってできます。


ここで1つ惑わされないで欲しいセールスポイントをご紹介しておきます。
『針葉樹でも燃やせる』
というものです。
これは何も特別なものではなく大体の薪ストーブに当てはまります。
針葉樹の使用が問題視されているのは燃えすぎて薪ストーブ本体を痛めてしまう事を懸念したメーカー側の予防線が定着したためです。
今では薪ストーブの質も上がっていますし、気合いを入れてよほど火力を上げない限り問題ありません。
燃やせる燃やせないの論点で語らなければならないのは薪ストーブではなく薪です。
針葉樹広葉樹関係なく含水率の高い薪は燃やせない(カロリーが出ず薪ストーブと煙突の腐食の原因にもなる)という事を覚えておいてください。


理想的な水分含有率は20%以下
切られてすぐの生木は、その50%が水分です。その木を薪として燃やすには20%以下まで乾燥させることが大切になります。十分に乾燥していない薪ではストーブの性能を十分に引き出せません。暖まりにくいうえに、燃やすとクレオソートやススが多く発生し煙突内に付着。煙突掃除をこまめにしなければ煙突火災の原因にもなりかねません。


一般的な薪ストーブショップでは取り扱うメーカーに偏りがあるため選択の幅は狭まってしまいますが弊社であればご希望の薪ストーブを施工致します。是非どのような薪ストーブが好みなのか教えてください。オススメの機種を選定させていただきます。
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