タイトル

薪ストーブや暖炉が当たり前のようにある欧米の住宅。
欧米の中には、日本でいう「建築確認申請」時に、
予備暖房の設備(ストーブ、暖炉等)が明記されていない住宅は建築許可が下りないなど厳しい国もあるほどです。
それは単純に、暖房装置は人の命に係わる事だからです。
厳しい自然環境の中で培った技術で世界をリードする欧米のストーブメーカーの歴史は130年にも及びます。
そして今もなおストーブは生活に密着した暖房器具としての進化を続けています。

大げさに言ってしまえば、空気経路でストーブの性能が決まってしまうと言っても過言ではありません。
名機と呼ばれるストーブは炉内に取り込む空気をプレヒートしています。
つまり、予め高温状態にしてから薪から出る燃焼ガスに誘導しているのです。

鋳物のストーブを主に取り扱うショップ:『高級感があって蓄熱性が高いです』
鋼板のストーブを主に取り扱うショップ:『どんな木でも燃やす事が可能です』

全く無意味な論争です。

ただ一つ言えることは価格と品質のバランスの取れているストーブを選ぶことです。
同じ価格帯のストーブを比べてみれば選ぶべきストーブは絞り込めてくるはずです。
自動車もそうですが良いものは重厚感があります。

温かい熱を放熱するだけで良いならドラム缶でも良いことになります。
でも薄い鋼板のドラム缶はすぐに孔が開きます。

炉内で発生する熱からボディーを守り、更に熱を蓄え・・・
排気熱を有効利用して尚、優しい輻射熱を発生させなければ21世紀の薪ストーブとは呼べないでしょう。

残念ながら日本には大きなストーブ製造メーカーはありません。
それは日本の薪ストーブ市場が小さいからです。
年間何十万台もの市場となる欧米とではスケールが違い、設備投資に見合うインカムが得られないというのがその理由です。

100年以上も続くストーブ文化。
そして高い技術水準とデザイン性・・・
さすが本場物は違うのです。

それでも、この10年程前から日本国内でも薪ストーブの製造を商いとする企業が出てきました。
でも、それらは本当に小さな小さな町工場です。

しかし日本の町工場には高い技術が眠っている場合が少なくありません。
本来日本人は勤勉さでは世界NO1のはず。

『日本人が本気になれば欧米製にも勝るとも劣らない薪ストーブが造れるんじゃない?』
そう思われていらっしゃる方は少なくないと思います。

私はそんな職人気質の頑固職人が作った薪ストーブと出会いました。

達人の想い
空白