最近、薪ストーブの打ち合わせをさせていただいていますとお客様から、『外気導入』に関しての質問がよく出てきます。
いわゆる、高気密住宅の場合に、室内が負圧になり、着火、燃焼が上手くいかない云々のお話です。
そこで、メーカーでも外気導入のアダプターなどを用意して、お客様の要望に応えようと、部材を用意しています。
外気導入のメリットとは・・
薪ストーブの炉内に直接外気を取り入れる外気導入は、気密住宅においても、気密性がそれほど高くない住宅でも、玄関や建物の隙間などから室内に冷気を引っ張り込まない・・というメリットがあります。
ストーブによって空気が吸われるわけですから、その分を外から補うことになります。
それならば、どのお宅でも外気導入を導入すべきではないのか。
そう思われて当然です。
外気導入は万能か?
良い事だけのように思える外気導入システムですが、本当に薪ストーブの炉内に外気を取り込むことはベストな方法なのでしょうか。
僕が意見を求められるのであれば・・
『条件付きで、外気導入に賛成です』
そうお答えしています。
なぜなら、よくよく考えればその外気とは『冷気』そのものです。
折角、炉内の温度を上げるために燃えているのに・・・・
冷気を引っぱり入れるなんて・・・誰もが嫌な感じを受けますね。
時に外気は、氷点下ということも考えられるわけですから。
一生懸命、二次燃焼をしようと頑張っている薪ストーブの炉内に冷気を直接取り入れることは何を意味するのでしょうか?
薪ストーブの性能は何で決まる? 薪ストーブユーザー歴20年の僕の個人的な考えと前置きをさせていただいた上で言わせていただければ・・
薪ストーブの性能の優劣は、『空気経路と燃焼方式で決まる』と、言っても過言ではないと思っています。 要するに・・
炉内に取り込む空気の温度をどこまで上げることができるのかということです。
つまり、薪から出ている可燃ガスに何度の空気を供給することができるのか・・です。

ポイントはその1点だと僕は思っています。
欧米の有名メーカーの薪ストーブにおいても、ここに着眼して製品開発をしているメーカーは意外と多くない・・・それが僕の印象です。
それは、薪ストーブの構造を見れば誰でも判断ができますし、メンテナンスや煙突掃除などの際のススの量などからでも判断できます。
炉内に噴射される空気の温度は、燃焼効率に影響を与えます。
それは、暖房能力やススの量にも影響が出るのです。
この事だけを覚えておくだけでも機種選びの際の参考になると思います。
理想的な外気導入とは? 僕が理想とした外気導入システムは残念ながら、どこのストーブメーカーさんにもありませんでした。
あるのは、いきなり冷え切った外気をドン!とストーブに直結。そんな外気導入システムです。
とても簡単な外気導入の方法なのですが、僕はその方式をベターだとは思いません。
だから、金子家の薪ストーブの外気導入システムは、一般の薪ストーブユーザーさまの外気導入の仕組みとは違っていて、薪ストーブ本体に取り込む時点で、外気は既に60度を超える温度にまで上昇しています。
業界初!外気導入システム 理想のシステムが無かったので作ってしまったわけですが・・・・
正直、かなりの手間と時間をかけて製作しました。(苦笑)
この外気導入システムにより、薪ストーブの本体に入る時点での外気は60度を超えるまで上昇させることが確認できました。
さらに、金子家でネスターマーチンS43用の外気導入設備(リアヒートシールド)以外でも遮熱板を利用し、外気導入の温度上昇効率を高めています。
※外気温度の変動による多くのデータを今後、集めていきます。

エンフリーのお客様には少しのオプション費用で装備させていただける目途が付きましたので、ここに紹介をさせていただきました。

達人の想い
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